自分が「決定権」を持つことを優先する
人は長時間ストレスを感じ続けると精神的に落ち着かず、生産性も大きく落ちてしまいます。
当然ですが、生産性が落ちた状態では望む成果を実現することも難しくなります。
そして、人間は「このまま新型ウイルスが感染拡大したら、どうしよう」とか「友達の気持ちが離れてしまったらどうしよう」など、自分自身がコントロールできないことで心配したり、不安になったり、悩んだりしてストレスを感じている場合が多いようです。
「コントロール」という言葉は、自分が「決定権」を持っているかどうかと置き換えても良いでしょう。
変化の激しい現代ですが、あなたが、何かに対して不安に感じたり、悩んだりすれば
「これは、私がコントロールできることかな?」
「これは、私に決定権があることかな?」
と自問してみてください。
そして、自分には決定権がないとわかったなら、次に
「現状を、もっと良くするためには、何ができるかな?」
と自問して、思いついたことをすぐに実践してみてください。
自分に決定権がなく第三者の判断によるものは手放してもよい
もし、それが自分でコントロールできる範囲を超えており、いくら自分で頑張っても第三者の判断によることならば、一旦手放す感覚を持ってみてください。
そうすれば、あなたが、コントロールできないことに対してストレスを感じる時間を大きく減らすことができます。
旅行においても天候は自分でコントロールできません。
天気と同様に相手の気持ちなど、世の中には自分がコントロールできないことが沢山あります。
よって、悩みごとを解決するには「自分に決定権があるかないか」で考えてみるべきです。
「なぜ、今日雨が降るんだ!これじゃぁ、せっかくの旅行が台無しだ!」
と、自分のコントロールできないことに腹を立てても何も問題は解決しません。
旅の達人は、自分がコントロールできることに「フォーカス」して自分がコントロールできることを「実践」して、旅を楽しんでいます。
自分でコントロールできることを見出すことが大切
そして、この考えは仕事にも生かすことができます。
例えば、クレームの電話がかかってきたり、あなたにとって、望ましくないことが起きたら
「これは、自分がコントロールできることかな?」
と自問してみてください。
もし、コントロールできないことだったら、
「私がコントロールできることで、この状況を改善できる手だてがあるか、また、良くするためには、どうすれば良いかな?」
と自問してみてください。
そうすると「こんなことに腹を立てていては、時間がもったいない」など、あなたがコントロールできることで効果的なアイデアがひらめきやすくなります。
後は、ひらめいたアイデアを、実践するだけです。
旅に出ると、自分ができることとできないことが明確になり、自分でコントロールできることを見出す良い機会となります。
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