縄文人のメッセージを聴く旅
5月21日のテレビ東京ハーフタイムツアーズでは、私がナビゲーターとして同行する日本遺産をテーマとした「縄文王国山梨・長野へ 黒曜石鉱山と縄文人に出会う2日間」の旅(前編)が放映されましたが、番組終了後には、続くハーフタイムツアーズYouTube説明会にて、私のミニ講座「縄文人の健康法?」も紹介させていただきました。
【ハーフタイムツアーズ縄文ミニ講座】
黒田ナビゲーターの歴史ミニ講座・縄文人の健康法は○○だった!?
【オンライン・旅行説明会】
ワクワクさんでお馴染み久保田 雅人さんが行く、
「黒田ナビゲーター同行 山梨・長野で縄文文化に触れる旅 前編」
*後編はテレビ東京にて5月25日放送予定(8:00~8:15)
旅人はワクワクさんこと久保田雅人さんでしたが、久保田さんは歴史オタクで日本史の先生になりたかったともおっしゃっておられました。私は歴史より物理・化学を得意としていましたが、慶応大学在学中に「人類学」と「人文地理」を選択し、当時縄文土器研究の第一人者であった江坂輝弥先生の講義を聞いたことがきっかけで、縄文文化に関心を抱くようになりました。
縄文人は、食料となる動植物が豊かで、道具の材料になった黒曜石などの石に恵まれたおかげで、自然と共存できる独自の文化を築いたわけですが、同じ文化が1万年以上も長い間、続いた時代は世界にも例がありません。
縄文人の生活習慣に学ぶ
縄文人は植物の繊維や動物の毛皮で造った衣類を身につけ、自らが工夫して作った土器を活用し、狩猟採集によって得られた食材を煮炊きして食べていました。また、番組でも紹介された山梨県北杜市の梅之木遺跡にある竪穴住居のような住処を作り、縄文人は「衣食住」のすべてを自然に依存していたのです。
また、竪穴住居を建てて定住生活を始めた縄文人は、「旅」することによって知恵を身に付け、そして交易を始め、工夫をこらして自然と共存していました。
この縄文人の習慣や考え方は、長い間、私たち日本人の生活と精神の基盤をなしていたのです。例えば、これまでの日本人にとって、人生で一番高い買い物は「家」であり、この家を守り、家族を大切にしつつ、「和」を尊ぶ文化は縄文時代に起源がありました。
しかし、今日、日本人の二番目に高い支出は、「保険料」と言われています。実際にハーバード大学の心理学者の研究によると、「日本人の“リスク回避傾向”は世界一」と言われており、その習慣は今日の日常生活にも染み付いています。
リスクを取らないことが一番のリスク
保険に入ってリスク回避をすることは、決して悪いことではありませんが、縄文人は狩猟採集の場面ではかなりのリスクを背負っていたと考えられます。「リスク」への準備は大切ですが、防備ばかりを固めて剣や槍を磨くことをしなければ、攻め入ることはできません。
すなわち、リスクを考えすぎると、挑戦しようという気持ちが失せてしまいます。例えば、「雨が降ったらどうしよう」とか、「怪我したらどうしよう」など、ネガティブな思考に陥ると旅にも出ることができません。
世界的にみて日本の大学生の起業家志望率が低いのは、失敗談ばかりを聞かされているからではないでしょうか。
縄文人は獲物を捕るために、失敗したらどうしようなどとは考えず、どうしたら獲物を効率よく仕留めることができるかを考えていたはずです。すなわち、縄文人は「リスクを恐れてリスクを取らないことが、一番のリスクになる」ことを知っていたのです。なぜなら、危険を冒してでも獲物を捕らないと、家族が飢え死にするからです。
そこで、私たちは改めて縄文人の心意気を受け継ぎ、自分のやりたい事、叶えたい事にどんどんチャレンジすべきかと思います。
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テレビ東京の歴史ミニ講座「縄文人の健康法は○○だった!?」の最後には、Amazonで販売している私のKindle本「人生は旅行が9割 令和の旅指南1」を紹介させていただきました。
そこで、このブログをごらんいただいている方には、この機会に、是非ともこの電子書籍をダウンロードしていただき、ご一読いただいて、万一お気に召さなければ、メールでご連絡いただければ代金を全額返金いたします。
これは、私にとってはリスクです。電子書籍を返品いただくことはできないからです。一度ダウンロードした電子書籍を、私はその端末から削除することはできません。ダウンロードしておいて私に返金請求していただくことも可能です。
しかし、私のこのブログをご覧の皆様はそんなことはなさらないと信じています。これもリスク負う縄文人の心意気です。
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