旅から学ぶ処世術~自分の言葉を注意深く聞いてみる
実は、私たちの日常生活において、無意識の中に自身が成長する大切な情報がたくさん詰まっています。
しかし、日常、無意識で話している時は、自分にとって必要なことを話しているのにそのことに気づかず、スルーしている場合が非常に多いのです。
今日一日、あなたが、自分で話していることに注意を向けて、自分の耳で、自分の話している内容を聞いてみて下さい。
そして、その時に
「今、自分が話している内容は、この状況に的確な内容だろうか?」
「この話の内容で、私が望む成果を得ることができるのだろうか?」
「今、話している内容で、相手の心をつかみ、納得してもらえるだろうか?」
など自問するとより効果的です。
コミュニケーションの達人は、自分が何を話しているのかをしっかり意識しています。
旅に出ると非日常の生活になりますので、日常生活では気が付かなかった無意識の中の大切な情報を引き出しやすくなります。
そこで、旅先で初めて会った人との会話では、まずは自分の話す言葉を注意深く聞いて、それに対して相手から跳ね返ってきた言葉も集中して聞いてみて下さい。
そうすることによって、自分の無意識の中に内在していた言葉が、湧き出てきます。
旅から学ぶ処世術~音読の効果と発声することの重要性
私たちの脳は、黙読(目で活字を追う)だけだと、意味のわからない部分や自分が興味のない部分は読み飛ばして、自分の受け取りたいように文章を読むという特性があります。
こうなると、文章の発信者が一番伝えたい重要なポイントなどを把握できない可能性があります。
その結果、本を自己流で読んでしまい、メールでは相手の真意を捉えることができず、トラブルに発展する危険性さえあります。
逆に、音読で視覚と聴覚の2つを使うことで、
・読んでいる内容を覚えやすくなる。
・細部にも注意を向けることができる。
・違和感を感じとれる。
という結果が得られます。
つまり、音読し、発声するだけで、分析能力が生まれ、より文章の内容を理解することができるようになります。
特に自分の声は録音して聞くとより効果的です。なぜなら、録音された声が自分の本当の声だからです。
そこで、これからは本やメールなどの文章を読むときは、できる限り音読して、自分の耳でしっかりと聞いてみましょう。
そして自ら発声することで、普段なら思いつかないアイデアが浮かんだり、メールでは適切な返信ができるようになります。
特に旅行中という非日常の中で音読・発声すると、多くの気づきが生まれます。
旅から学ぶ処世術~頭がパニックになった時の対処法
人間の脳の中には、「ワーキング メモリー」と呼ばれる「今まさに行っている行動」を司る機能があります。
例えば、「喉がかわいた」→「水を飲もう」
とひらめくのは、この「ワーキングメモリ」の働きによるものです。
そして、知っておくべきことはこのワーキングメモリは、同時に最大3つのことしか処理できないということです。
つまり、
「旅行の行き先を親に言っておかなきゃ」(1つ)
「いけない、そのためには日程表をプリントアウトしなきゃ」(2つ)
「その前に、宿泊先に電話して確認しないとダメだな」(3つ)
「あれ?その前に航空便の予約は取れていたかな」(4つ)
というように、一度に4つ以上複数同時に思い浮かべてしまうと、このワーキングメモリの容量がいっぱいになってしまい、パソコンがフリーズするように思考停止してしまいます。
このように、一度に複数のことを同時に処理しようとすれば頭はパニック状態に陥るのです。
そこで、このように考えがまとまらない場合は、一度、リセットしてワーキングメモリの機能を復活させて下さい。
すなわち、考えすぎて頭がパニックになってしまったら、「はい、一度、頭の中をリセットします!」と自分に言ってみてください。
こうすることで、無意識がワーキングメモリをリセットしてくれます。
その後で
「自分がしようとしていることはなんだっけ?」
「自分が知りたいことは何?」
「そもそも、何をしようとしていたのか?」
と自問すると、頭の中が整理されて、落ち着きます。
複数の案件を同時に処理しなければならない時は、紙にそれぞれの案件を書き出すのも効果的です。
そしてこの「ワーキング メモリ」をリセットする一番の方法は、頭の中をすっきりさせる旅に出ることです。
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