旅から学ぶ処世術~行動したいけど行動に移せない時の対処法
私たちには「行動したいけれど、なかなか行動に移れない」といったことがしばしば起こります。
例えば、
「旅に出たい。でも、どこに行こうか迷っている」
「成功したい。だけど、何をしたら良いかわからない」
「やりたいことはあるのに、何をしたら良いかわからない」
などと言ったケースです。
これは、言葉の定義(自分にとっての意味)が明確ではない時に起こります。
「旅に出る」
「成功する」
という言葉が、「“自分にとって”どういう意味なのか?どういうことなのか?」」
が明確になっていないと、私たちの脳は
「『成功したい』ということは分かっているが、
【どのような状態になれば、『成功している』と言えるのか?】
を明らかにしないと、そもそも、どう行動して良いかわからない…」
という状態になり、行動することができません。
旅から学ぶ処世術~行動して結果を出すには
行動して結果を出すには、まず
『「成功する」とは?具体的にどのような意味になるのだろうか?
どのようなことを指すのだろうか?』
と「言葉の定義(自分にとっての意味)」を明確にします。
こうすれば、脳(無意識)は、「どのように行動すれば良いのか」が判断でき、目標に向かって、迷いなく行動できます 。
すなわち、「成功する」など、つくった目標に対してどう行動して良いかわからない時は、一度、自分のつくった目標に対して
「『成功する』とは?そもそも、今回の場合、どういう意味だろう?」
「何をもって『成功している』と言えるのだろう?」
と、目的の意味を実感のある言葉に置き換えてみましょう。
こうすることで、目標や言葉の定義が明確になり、私たちの脳は、目標達成に向かって、迷いなく行動できるようになります。
成功している人や上手くいっている人は、皆、自分の目標や言葉を“実感のある”言葉で定義付けて、望む結果を次々と手にしています。
旅から学ぶ処世術~「動詞」を使って行動リストを書く
「なかなか行動できない…」と悩んでいる人は、スケジュールやTO DOリストに
「3月10日 鈴木課長 来社」
というように、単語(名詞)だけを書いていることが多いようです。
このように、行動内容を“名詞”で書いてしまうと、私たちの脳(無意識)は、
「山田課長が来社ってどういうこと?具体的に、何をしたら良いのかわからないよ」
となり、どのように行動すれば良いかわかりません。 逆に、
「3月10日 11時に、山田課長と7月の社員旅行について打ち合わせをする」
と、「動詞」を使ってスケジュールや行動リストを書くことで私たちの脳は、
「なるほど、山田課長と社員旅行のスケジュールについて打ち合わせをすれば良いんだな。
それなら、旅行先の資料があると便利だな。今のうちにつくっておこう」
と考えることができ、具体的な行動をとることができます。
そこで、業務の行動リストやスケジュールを書く際は、「3月10日 鈴木課長 来社」 と「名詞」だけで書くのではなく、
「3月10日 11時に、山田課長と7月の社員旅行について打ち合わせをする」
「3月8日17時までに、日程案を事前に山田課長に送る」
と「動詞」を使って、書くようにしましょう。
そうすることで、私たちの脳は、どのように行動すれば良いかを実感して、行動に移せるようになるのです。
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