旅から学ぶ処世術~迷ったり悩んだ時の対処法
視察旅行の企画をする際など、「A社訪問かB社訪問のいずれのプランを提案しようか?」とか
「展示会場ではどの講座の受講を提案しようか?」など悩んだり、迷ったりすることがあります。
迷い、悩み続けていると、「どちらを提案しようか?」 という目の前の選択に意識が向いてしまい、本来の目的を見失って、ますます迷ってしまいます。
これは、私たちの脳が、「意識したもの」だけを捉える性質があるため、このようなことが起こるのです。
そこで、迷ったり悩んだときは、一度、本来の目的に立ち戻ることで、脳が、目的を再認識し、より効果的な判断ができるようになります。
すなわち、判断がつかない場合は、一度、深呼吸をして、
「そもそも、今回の視察目的はなんだっけ?」
と自問して、目的を明らかにした後で、
「それでは、どの選択が一番、目的を達成するのに効果的だろうか?」
と問い直すと、効果的な判断ができやすくなります。
このように、迷ったり、悩んだときは、まずは、深呼吸して原点に戻ることで、 脳の中の情報がリセットされ、効果的に脳の機能を活用することができるのです。
旅から学ぶ処世術~迷ったときは頭の中の考えを言語化する
そもそも私達が、悩んだり、迷ったりしているときは、たいていの場合、頭(脳)の中で考えていることが 明確な言葉(言語化)になっていないことが原因です。
私たちの脳は、頭の中で考えていることを明確な言葉にすることで、初めて、その物事の意味を解釈したり、判断することができるのです。
そのため頭の中で「漠然と」物事を考えていると、 脳は、その物事を正確に認識したり理解することができず、 意思決定ができないまま、ただ、いたずらに時間を費やしてしまうのです。
このような場合は、頭で考えていることや思っていることなどを紙に書き出し、言葉にすることで、頭の中の情報が整理され、物事の意思決定がしやすくなります。
判断がつかず、悩んだり、迷ったり、混乱した場合は、本来の目的を明らかにしたあとに、
「この目的を達成するために、必要となる前提や必要条件、活用できる資源や人脈は何だろう?」
と頭にある情報を考えつく限り紙に書き出し、頭の中を「見える化」してみましょう。
そのあとで、「必要となる条件を満たした上で、もっとも適切な回答は何か?」
と自問してみてください。
このように、判断に迷った場合は、
1. 目的を明らかにする
2. 前提、必要条件や資源を思いつく限り書きだす
3. 関わる人全員が幸せになる方法を考える
という手順で、頭の中にある情報を「見える化」すれば、効果的な判断を行いやすくなります。
旅から学ぶ処世術~良いアイデアを生み出す策
また、旅行中には迷いはなくても、何か良いアイデアが必要になることがあります。
そこで、私の経験から
「短期間で質の高いアイデアを生み出すコツ」
をご紹介します。
私たちの脳が、良いアイデアを生み出すためには、次の2つが必要です。
1.「良いアイデアを生み出すぞ」というアイデアを出す“意欲”
2.「過去に見聞き、体験したことや学んだ知識や情報」
そこで、「旅行の企画書を作りたいが、アイデアが浮かばない~」という状況は、
・企画書を書くという“意欲はある”
・アイデアを生み出すための“材料が無い”
ということです。
このような状況に陥ったときは、まずは良いアイデアを生み出すための“材料”を手に入れる必要があります。
すなわち良いアイデアが浮かばない場合は、
・ WEB上で似たような企画を探して研究する
・ 過去の企画書を作成したときの資料を読む
などして、企画書を書いたり、プレゼンするために役立ちそうな情報を集めましょう。
そのあとで、もう一度、
「今回の旅行企画はどのような内容にすれば良いか?」
と自問してみてください。
新しく集めた情報が材料となり、質の高いアイデアが浮かびやすくなります。
それでも、どうしても良いアイデアが浮かばない場合は、30分か1時間ほど、休憩したり、別のことをしてみてください。
そうすることで、あなたの脳内にある“海馬”と呼ばれる部位が、新しくインプットした情報を編集してくれて、アイデアを生み出しやすい状態になります。
時間的に余裕があれば、一番効果があるのは一晩寝ることです。一晩眠ることによって、脳は有効な情報を編集し、新しいアイデアを生み出すためのエネルギーを得るのです。
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