平成芭蕉の「令和の旅」指南(7)~奥深いテーマ旅行の企画と気づき

令和の旅
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「令和の旅」テーマ旅行の企画心構え

「樹齢800年のクスと百舌鳥八幡宮の鳥居」の写真 私はテーマのある旅を企画する際には下見に行って現場を徹底的に調べます。

一般的な観光旅行では訪れないテーマ旅行の見学先では、「現場」に出向き、現場の状況を把握する必要があるのです。

すなわち、

①現場を「見て」 ②現場の声を「聞いて」 ③現場の空気を「感じる」

ことで、見学先の状況を五感で「実感」するのです。

臨場感を自分ゴトにできるため、参加者募集の言葉も具体的にイメージできるようになるのです。

さらに、企画した旅行に同行して、自分が講師として案内する場合は、必ずもう一度「現場」に足を運び、現場の状況を確認するということを実践します。

例えば、そこの住人になったつもりで街を歩いてみたり、現地で流行っている店に足を運んでみたりします。

そうすることによって情報量が増え、実感が湧いてくるので、より具体的なイメージと話すべきストーリーを組み立てることができるようになるのです。

さらに、テーマ旅行の企画においては簡単なことから始めます。

奇抜な所を訪ねるのではなく、例えば通常訪れる場所でも廻るルートを変えてみると新しい気づきが生まれたりするのです。

この新しい発見こそが、テーマ旅行の醍醐味です。

人は何かを達成したり、何かに成功すると脳からドーパミンという「喜び」を司る脳内物質が分泌されます。

つまり、何かを発見したり、何かを達成することで「嬉しい気持ち」や「楽しい気持ち」になり、

テーマ旅行の奥深い楽しみが味わえるのです。

テーマ旅行で新しい気づきを得る方法

「出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)」の写真 そこで、新しい気づきを得るためには、やはりお客様のフィードバックが大切です。

私も新しいテーマ旅行企画の際、「自分自身では気づかないこと」に気づくために、周りから“フィードバック”をもらいます。

優秀な人であればあるほど、それぞれの専門分野にメンター(先達)といわれる人を持っています。

そしてそのメンターの指導を得た結果、色々な角度や視点で物事を考えることができ、望む成果を実現させる可能性を高めているのです。

そこで、私も新しい企画においては、自分のテーマやこだわりを周囲の人に話し、そして、相手からもフィードバックをもらって

「さらにもっと、旅程上、効率的に回れる方法はないかな?」

と自問自答します。

人は、自分自身が「これは、重要だ!」と思っている情報だけをインプットする特性があります。

そして、「思い込み」があると自分にとって関心のない大切な情報をスルーしてしまいます。

この思い込みを「スコトーマ(心理的な盲点)」と言いますが、自分に必要な情報を強烈に自覚することで、このスコトーマを外すことが可能です。

周りからの「耳の痛くなるフィードバック」にあえて耳を傾けてみて

「フィードバックを事実として受け止めたら、自分の実現したいことにどのように役に立つのだろうか?」

と問いかけてみます。

要は自分に必要な情報を強烈に自覚することでこのスコトーマ(心理的な盲点)を外し、新しい気づきを積み重ねるのです。

奥深いテーマ旅行の企画は、絶えず挑戦なので、スコトーマを外し、新しい気づきと学びが必要なのです。

そこで、自分を成長させるためには、「何事にも師匠となるメンターを持つ」ことをオススメします。

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