令和の旅 プロがおすすめする卒業旅行

旅の原点「囲炉裏端での食事」 令和の旅
旅の原点「囲炉裏端での食事」
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令和の「平成芭蕉」



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卒業旅行 プロの旅に対する心構え

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旅に出る意義

旅に出る意義

平成の時代から令和という新しい時代を迎えました。
そこで私、平成芭蕉は平成と昭和時代の旅行を振り返って、新しい令和時代の旅行の在り方を模索していますが、私の旅の歴史の中で昭和時代に体験した「卒業旅行」はやはり思い出深いものです。
卒業旅行は高校生であれ、大学生であれ、修学旅行とは異なる価値ある旅行です。
なぜなら、修学旅行は学校行事であり、自分が企画し、選択した旅行ではありません。
しかし、卒業旅行はそれが個人旅行であれ、旅行会社のツアーであれ、自分が選択して決めたという点に価値があると私は思うのです。
どこへ行くかを決める前にまずは「人はなぜ旅に出るか」を考えてみましょう。
北村薫作『空飛ぶ馬』に「小説が書かれ読まれるのは人生がただ一度であることへの抗議」という言葉があり、私はこの「小説」を「旅」に置き換えると、旅行も同様かと思います。
すなわち、人生は一度限りなので無限の可能性の中からただ1つ選んで生きるしか方法がありません。
そこで、私は一度の人生に対する抗議として、別の土地に生きる別の自分のストーリーを思い描くために旅をしてきました。
言い換えれば、自分の生きている「物語」と旅先の「物語」とが織りなす新しい「物語」の創造こそが旅行の醍醐味なのです。
これから社会人になれば、いよいよ本格的な自分の人生という「物語」の創造がはじまります。
そして、人生という物語を価値あるものにするには、若い頃の経験が大切なのです。
そこで、卒業旅行ではリゾート気分を味わうとか、気分転換といった動機ではなく、やはり、異文化の体験という目的意識を持つことが重要です。

卒業旅行 プロはどこへではなく「誰」にこだわる

旅の原点「囲炉裏端での食事」

旅の原点「囲炉裏端での食事」

日本語の「旅」という言葉は諸説ありますが、他人の囲炉裏(火)を囲んで食べる意味から「他火」、または食べ物を乞う「給(た)べ」が語源とされています。
すなわち、旅行においては誰と食事をしてどのような会話をするかが重要なのです。
そこで、価値観の異なる人と一緒に旅行すると食事時にもめることが多く、せっかくの卒業旅行は台無しです。
私は親しい人と旅行に行く機会は多いのですが、卒業旅行のような節目となる旅行は一人で行って、旅行先での出会いを求めていました。
そして、若い頃に知り合った人との再会が今の私の楽しみであり、生きる目標にもなっています。
すなわち、一生に一度の卒業旅行では、海外、国内の「どこへ」ではなく、「誰」と行くか、旅先で「誰」に会うかが大切です。
社会人になって思い出されるのは、旅先での出会いであり、役に立つことはその時に得た気づきと知恵なのです。

卒業旅行 プロは行き先で観察を重視する

社会人になると旅行の種類に「巡拝」や「視察」のようなジャンルが生まれ、「単なる観光旅行」という呼び方をする人がいます。
しかし、「観光」という言葉には「しっかりと観察して物事を判断する」といった意味があるのです。
一般には知られていませんが、「観光」という言葉の出典は、今から約3500年前の中国周時代の古典『易経』にあり、これは占いの指南書でした。
その一節に「国の光を観る。もって王に賓(ひん)たるに利あり。賓(ひん)たらんことを尚(こいねがう)なり」とあり、つまり昔は「観光」は自国の未来を予見するための国王の仕事だったのです。
この「国の光」とは各地の自然環境やそこで営まれている人々の暮らしや伝統・文化を指し、これらに接して観察することで王は心身共に豊かになり、新たな「国の光」を発することができたのです。
すなわち、国の「光」となる文化は、自然を背景とする村落や都市の景観、日常の生活様式、さらには文化の所産として芸術等に形として現れるものであり、それらをしっかりと観察することによって、自国の文化の向上に役立てるのが「観光」本来の意味なのです。
そこで、観光が大衆化した現代社会でも単なる物見遊山の旅ではなく、各地の豊かな自然や伝統・文化に触れて、何か新しい「知恵」を身につけるのが好ましいのです。
卒業旅行は貴重な人生経験の場ですので、旅のプロからのアドバイスは、方面を問わず、見るもの、出会う人をしっかり観察してきて欲しいということです。

まとめ

卒業旅行はどこへ行くかを決める前に、なぜ旅に出るのか、誰と行くのかを決めて下さい。
そして、想い出に残る旅にするには、旅先での出会いを求め、再会を喜び合える関係を作って下さい。
最終的に「旅行+知恵=人生のときめき」であることに気がつくはずです。忙しく各地を巡るよりも興味のある個所をしっかりと観てきて下さい。

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