令和の旅

新元号「令和」
新元号「令和」

令和の旅は日本遺産のテーマ旅行がおすすめ

「竜ヶ岳から見るダイヤモンド富士」日本における旅行は江戸時代の元禄時代に基礎ができて、昭和39年頃の昭和元禄と呼ばれた時代に発展しました。
昭和元禄とは、東京オリンピックが開催された昭和39年(1964)の高度経済成長期に天下泰平、奢侈安逸の時代を指した言葉です。
この時期に海外渡航自由化や国内では東海道新幹線や首都高速などのインフラが整備され、庶民の旅行が活発化したのです。
江戸時代前期の元禄年間(1688~1704)、将軍綱吉の頃にも農村における生産拡大と都市商人の台頭による経済活動の活発化によって「伊勢へのおかげ参り」のような旅が大衆化しました。
江戸の元禄時代と昭和元禄との共通点は、ともに街道を中心としたインフラ整備が整ったことと、平和の到来、経済の成長等で、一般人の往来が増え、今日でいう庶民の旅行が活発化したことです。
2019年5月1日、元号は平成から令和となり、新しい時代を迎えましたが、私は旅も万葉集ブームに乗って「令和」元禄となることを期待しています。
そして、その鍵を握るのは物語をテーマとする文化庁認定の日本遺産なのです。

令和時代に相応しい学びの旅 日本遺産テーマ旅行

日本遺産とは、有形・無形の文化財だけでなく、地域の歴史や風土を「ストーリー(物語)」として文化庁が認定するもので、国内外への魅力発信や地域活性化を図ることを目的とした日本の事業です。

そして日本遺産には単一の市町村でストーリーが完結する「地域型」と複数の市町村にストーリーが展開する「シリアル型(ネットワーク型)」の2種類あります。
この日本遺産のコンセプトは、個々の遺産を「点」として指定・保存してきた従来の文化財行政とは異なり、点在する地域の遺産である有形・無形の文化財を「面」として活用し、発信することによる地域のブランド化の促進を狙いとしています。

そこで「日本遺産の旅」は、従来の有名社寺等の「点」としての観光地に集中させるのではなく、「ストーリー」を通して「線」又は「面」的な広がりを持つスタイルに転換しようとする試みです。

ストーリー(物語)にはそれを語る人、聴く人、あるいは読む人の心が入ってきますが、このストーリーに関するそれぞれの心が、その物語の土地に対する「想い」に繋がって初めてストーリーは旅となるのです。
そして「物語」はたとえそれがフィクションであっても、設定された舞台が実際に存在する場合も多く、その舞台を訪れて主人公の気持ちを考えるのも旅の楽しみです。
すなわち、日本遺産の旅は令和の時代に相応しく、旅を通じて日本文化に関するストーリー(物語)を学ぶ旅なのです。

日本遺産 令和のストーリー旅を楽しむ心構え

「吉備津神社にある傾斜の続く長い回廊」日本は小さな島国ですが、大化から令和までの歴史も古く、変化に富んだ深い伝統文化を有しています。そこ令和の時代に日本遺産のストーリー(物語)を理解するには次の3つの段階があります。

 ①その土地を観る(観光の原点)

  *土地の歴史・風土・伝統・慣習・地名の理解

 ②その土地の生活を知る

  *地産地消の食物、空気・水・名産を食する

 ③その土地のエネルギーに触れる

  *伝統技術を学ぶ、人と触れ合う、温泉・森林浴

すなわち「ストーリー」の在り方は、頭で理解するだけでなく、体感するイメージで、その手法としては「歴史ある道」を歩くの一番です。
また、日本遺産の「ストーリーの旅」を楽しむには、旅立つ前に学習すればするほど、旅行中の発見や感動は大きく、旅行後の思い出も増えます。そして旅行後の振り返り学習によって旅の思い出は一層輝きを増します。
私がおすすめする日本遺産の旅の心構えは
*人や物に対する鋭い観察眼を持ち、好奇心を抱く
*言葉のメッセージだけでなく、メタメッセージ(言葉以外の態度等)を感じ取る能力を磨く
*わからない事はすぐに検索するのではなく、事前に推理する
*Look(ちらっと見る)ではなく、しっかりと観察して真なるものを見抜く
*その中から自分にとって関心のあるテーマ(物語)を見つける
*関心を持ったテーマを深めていく

以上を実践することで日本遺産の物語に関心が生まれ、従来の物見遊山とは一味違った旅の楽しみが生まれます。 

旅のプロおすすめ 平成から令和への改元の旅

「贈り物」を英語で言えばPresentGiftがあり、Present(プレゼント)は友人や家族に渡すカジュアルな「おくりもの」のイメージですが、Gift(ギフト)はお歳暮やお中元のような儀礼的な贈り物として使われます。
しかし、このPresentとGiftですが、「贈り物」という意味以外にPresentには「現在」Giftには「才能」という意味もあります。
共通する「贈り物」という意味から少し離れた感じがしますが、ともに「神様が与えてくれたもの」と考えれば、自分が今生きている「現在」も自分の「才能」も天からの授かりものと言えるでしょう。
特に今年の「平成」から新しい「令和」の時代を迎える今Present(現在)は、本当に神様から時間の大切さを教えてくれるGift「贈り物」のような気がします。

旅のプロおすすめ 令和の伊勢神宮おかげ参りの旅

2019年5月1日、「令和」の時代を迎えましたが、令和時代におすすめの「伊勢神宮おかげ参りツアー」をご紹介します。
これは一般には知られていない天照大神の御杖代とされる「倭姫命」の物語をテーマに実施した冬至の日の出鑑賞を含む内容です。

いかにして天照大神は伊勢に鎮座されたか

時は第10代崇神天皇の時代、今まで皇居でおまつりしていた天照大神を他の場所に移すことになり、皇女・豊鍬入姫命は天照大神の御杖代となって、御心に叶う相応しい鎮座地を求めて旅に出ました。
その後、垂仁天皇―25年3月丙申(10日)、天照大神を豊鍬入姫命からはなして皇女倭姫命が引き継ぐことになり、まず倭笠縫邑(大和)をはじめとして、宇陀の篠幡(ささはた)で引き返し、近江国に入り、美濃を経て伊勢国に至りました。
「是れ神風の伊勢国は、常世の浪の帰(よ)する国なり。傍国(かたこく)のうまし国なり。この国に居らんと欲(おも)ふ」日本最古の正史『日本書紀』より

旅のプロがおすすめする令和の卒業旅行

二見の夫婦岩平成の時代から令和という新しい時代を迎えました。
そこで私、平成芭蕉は平成と昭和時代の旅行を振り返って、新しい令和時代の旅行の在り方を模索していますが、私の旅の歴史の中で昭和時代に体験した「卒業旅行」はやはり思い出深いものです。
卒業旅行は高校生であれ、大学生であれ、修学旅行とは異なる価値ある旅行です。
なぜなら、修学旅行は学校行事であり、自分が企画し、選択した旅行ではありません。
しかし、卒業旅行はそれが個人旅行であれ、旅行会社のツアーであれ、自分が選択して決めたという点に価値があると私は思うのです。

令和の世 人生100歳時代を生きる心構え

伊勢神宮の日の出「旅人は、自分の持っている以上のものは持ち帰れない」と言われており、事前の予備知識もなく、しかるべきテーマを持たずに旅行しても、気付きや発見は少ないのではないでしょうか。
そこで、令和の世に人生100歳時代を生きるには、知恵を身に付けて価値ある旅に出て、楽しみながら「ときめきのある人生」を過ごしましょう。

令和の世 人生100歳時代を楽しむ生き方

2019年の年が明け、1月は「行ってしまい」2月は「逃げて」3月は早々に「去ってしまいました」。
そして4月で「平成」は終わりを告げ、「昭和」に続いて「平成」も歴史となり、5月1日より「令和」の時代が始まりました。
そこで、私は新しい「令和」の時代を迎え、自分の生きた歴史を充実させるために、人生100歳時代を楽しむ生き方を実践したいと思います。

令和時代のテーマ旅行「人はなぜ旅に出るのか?」

「人はなぜ旅に出るのか」と問われれば、私は「人生がただ一度であることに対する抗議」と答えたいと思います。
すなわち、人生は一度限りの旅ですから、無限の可能性の中から1つしか選べず、生まれた土地で一生を過ごすことも1つの選択ですが、やはり別の土地で生きる自分の姿を思い描いてみたいと、漂泊の思いにかられて旅に出るのです。

趣味の旅行からテーマの旅へ

趣味の旅行は一般にSIT(Special Interest Tour)と呼ばれる単発の旅が多いのですが、テーマ旅行は「街道歩き旅」のようなPST(Progressive Study Tour)というテーマを深堀していく学び旅です。

言葉を換えれば「思い」で旅をするのが趣味の旅行で、「想い」で行動する旅がテーマ旅行です。

「思い」という字は、自分の「田」んぼ(フィールド)に「心」を砕くと書きますが、「想い」という字は「相」手のことに「心」を砕くと書き、自分の世界だけでなく、相手(出会い)が存在するのです。

世界遺産と令和時代のテーマの旅

私は2018年7月、世界遺産認定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」のツアーに同行し、遠藤周作『沈黙』の舞台である長崎県外海(そとめ)の潜伏キリシタン関連教会を巡りましたが、その際、ユネスコ諮問機関イコモスの調査にも立ち会われた松川隆治さんにご案内いただきました。

「何」より「なぜ」を求めるのが令和の旅

鞆の浦の港は万葉人が立ち寄っただけでなく、坂本龍馬の「いろは丸事件」や、頼山陽、三条実美といった文人墨客の訪問など、時代の変わり目の証人の役割を担ってきました。

特筆すべきは、日本の鎖国時代、唯一の国交使節であった朝鮮通信使も寄港し、その宿舎として使われた福禅寺の「対潮楼」からの眺めは、「日東第一形勝(対馬より東で一番美しい景勝地)」と称賛されたことです。

しかし、テーマ旅行の楽しみは、この景勝地の「なに」よりも「なぜ」鞆の浦に多くの文人墨客が訪れ、港町文化が栄えたかを推察することなのです。

人生100歳時代のおすすめの旅

人生100歳時代を迎えつつある今日、自分の生き方や活躍の仕方、楽しみ方などは幅広い選択肢があります。例えば旅行のような余暇活動は、暮らしの中で楽しみを求めるだけでなく、感動や気分転換、そして生き甲斐を得るためにも行われています。

しかし、これを単なるレジャーや気晴らしとせずに生き方の再構築や社会参画の機会とするのがテーマ旅行の考え方です。

タイトルとURLをコピーしました